新社会人よ、頼むから座ってくれ

どうも、ひろせんです。

俺は通勤に電車を使っている。

電車通勤と言えば、辛いのは朝のラッシュと帰宅ラッシュ。その中でも朝のラッシュは学生ともかぶるため、ひときわ苦しい。

いつもすし詰め状態だ。いつ痴漢の冤罪に巻き込まれるかと冷や冷やしている。

「痴漢に巻き込まれたら、とりあえず触っておけ。冤罪だけは免れる!」というジョークもあるが、流石に実行する気にはなれない。

どうせ間違われるなら、誰もが納得する美人に間違われたい。

「お前やっちまったな…でも俺もホントは触りたかったんだぜ、勇気あるな。」と、半ば羨望のまなざしで見られるかもしれない。

間違っても「お前…そりゃないだろ。チンパンジーでもそいつは選ばないぞ。まぁ、でも好みは人それぞれだからな…」なんて視線で見られたくはない。待ってくれ、俺の趣味はいたって普通なんだ。女優なら木村文乃が好きなんだ!

おっとっと、話が脱線した。痴漢の話がしたいんじゃなかった。痴漢したい話でもなかった。

元に戻そう。そうそう、これはそんな通勤ラッシュの一コマだった。

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新社会人よ、頼むから座ってくれ

先日の朝、いつもの満員電車に乗っていた時の事だ。

その日はいつもよりも黒いスーツでいっぱいだった。

新社会人が多く乗っていたのであろう。一歩も身動きが出来ない上に、未だに出入り口付近から圧力が伝わってくる。

乗車率は200%を超え、250%近くなっていただろう。俺もいつもはスマホで株ブログ巡りをしているのだが、この日は早々に諦め、立ち尽くしていた。

こんな混みようでは、降りる方も気の毒だ。

「スイマセーン、降リマース!スイマッセーン!」

方々で怒鳴り声が聞こえる。無理もない。彼らもここで降りなければ遅刻してしまうのだろう。

流石に途中で降りる奴で席に座っている奴は少ない。立つのもやっとだからだ。そういう奴は空気を読んで出入り口付近を陣取る。

しかし、この日は一人のおばちゃんが困り顔をしながら席を立った。おそらく、運よく空いていたから気軽に座ってしまったのだろう。周りに声をかけ、四苦八苦しながら下車していった。
 

満員電車で席が空けば、たいていの場合はイス取りゲームのように即座に埋まる。

まるでついさっきまでそこにいたかと思うほど、さっと座り、即周りに同化する。ある者は目を閉じて眠ったふりをし、またある者はスマホを取り出し操作を始める。

日本人の大半が習得している業といってもいいだろう。なかなか見事なもんである。

だが、その日は違った。

空いた席の真ん前にいた新社会人らしい女の子が、まるで死ぬ間際のラオウのごとく立ちはだかったのだ。

 
我が人生に一片の悔いなし。

つり革をつかむその手は、そう物語っているようだ。

見事なもんだ。この時代にあんな漢がおったとは…あ、いやおなごだったな。
 

周りの奴らもごくりとつばを飲み込み、誰一人席に座ろうとしない。そう、誰もラオウに逆らわなかったように。

そのうち電車が動き出す。席は空いたままだ。

おそらく彼女は、「若い私は電車で座ってはならない」という正義の心の持ち主なのだろう。

だが違う、頼む、気づいてくれ。お前が座らなければ誰も座れないんだ。

彼女が座ってくれれば、少しはこの圧迫感から解放される…。

そういう周りの視線を受けても、彼女は動じない。

まだスマホをいじっていてくれた方が良かった。

「あぁ…目の前の席が空いたのに気が付かないんだな」

それなら諦めもついただろう。

しかし、彼女はスマホどころか音楽を聴くことも、本を読むこともしていない。

まるでその席が空席である事を守っているかのようである。

ただでさえ、満員電車で席にありつくという事は何となく後ろめたさを感じる行為だ。これではだれも近づくことは出来ない。
 

そのうち電車は俺の降りる駅に着いた。

彼女はその後も、空席を守り続けたのだろうか。

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