Googleに投資した理由

どうも、ひろせんです。

昨日はIBMを売却してGoogleに投資した理由をいくつか書いたが、まだ少しばかり書き足りない部分があったので触れようと思う。

ただし、俺には会計の知識も無ければ米国株投資の経験も未熟である。そんな俺の投資理由なので、ひょっとしたら間違いだらけの見方かもしれない事を踏まえて読んでくれ。

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Googleへの財務面からの投資理由

俺がGoogleに投資した理由の一番大きいものは昨日書いたようなものだ。要はインスピレーションである。

だが、一応俺も投資前に企業について調べることはする。

Googleについては素晴らしい企業だという事は知っていたが、無配当でグロース株だというイメージがあり、今まで買う気は無かった。そのため、詳しく財務を見るのは恥ずかしながら初めてだったのである。
 

財務に詳しい奴なら、ここで売り上げや利益、EPSの推移、キャッシュフローなどを見ながら、他の企業と比べるのかもしれない。

俺も最初にその辺を見た。聞いていた通りの順調に成長している企業である。
 

しかし俺は、この他に2点驚いた点があった。

ひとつは研究開発費の多さ。もう一つは従業員数の少なさである。

Googleの売り上げ高と研究開発費を見てみよう。

次にIBM

比較されやすいAppleとAmazonも参考に貼っておく。


もしかしたら営業利益や当期利益と比較するべきなのかもしれないが、俺は売り上げのうちどの程度を研究開発費に回しているかという視点で見た。

直近の2016年の財務状況での各社の研究開発費をあげてみると、次のとおりである。

Google 139億ドル
IBM 57億ドル
Apple 100億ドル
Amazon 160億ドル

また、4社の売り上げに対して研究開発費が占める割合は次の通りである。

Google 15.5%
IBM 7.2%
Apple 4.7%
Amazon 11.8%

4社とも完全に同じ分野で戦っているわけではないので単純な比較には意味が無いかもしれない。だが、この数字から各社がどのくらい研究開発を重視しているかがわかる。

Appleの対売上比が少ないのは驚きだ。まぁ額としてはそこまで少ないわけではない。

そしてGoogleの研究開発の重視っぷりは目を張るものがある。

研究開発費が大きいという事は、長い将来にわたって戦う武器を数多く作っているという事につながる。

もちろん、かけた費用がすべてつながるわけではないだろう。しかし、成長スピードの速いIT業界で多額の研究開発費を費やせるという事は強みであると思う。
 

次に従業員数を見てみる。

各社の2016年度の従業員数は、それぞれ次の通りである。

Google 72,053人
IBM 380,300人
Apple 116,000人
Amazon 341,400人

先ほどの研究開発費と従業員数から分かることがある。

全ての従業員が研究開発に携わっているわけではない。しかし、Googleは一人当たりが使える研究開発費が圧倒的に多いのだ。

 
また、従業員一人当たりの総売上高と税引き後利益は次の通りである。

総売上高 税引き後利益
Google 134.87万ドル 29.10万ドル
IBM 21.09万ドル 3.13万ドル
Apple 190.83万ドル 40.43万ドル
Amazon 47.53万ドル 0.86万ドル

AppleとGoogleが極めて効率のいいお金稼ぎをしているのがよくわかる。

 
昨日も書いたように、俺は企業にとって一番無駄に消えていくお金は人件費だと思っている。

アメリカは日本よりもリストラが激しいと聞いているが、それでも人件費はある程度固定されてしまうだろう。

すると従業員が少なくても利益が大きいという事は、非常に有利である。売り上げが多少落ちてもリストラをする必要はないし、利益が圧迫される割合も少ない。

扱う商品から考えるGoogleの有利な点

Googleの扱う商品と言えば広告だ。

ほぼ100%の収入が広告から来ているモノである。

内訳は、検索エンジンからの収入が89%、パートナーサイトのアドセンスからが8%、YoutubeやAndroidからが2~3%である。(2015のデータより)

つまり、収入のほぼすべてを情報空間から得ている。利益率も高いし、何かあった時に即座に対応しやすい事が利点だろう。

 
Appleも投資対象として迷ったが、物理空間で勝負している部分があるところが気になった。

iphoneに代表されるApple製品は洗練されたデザインや機能でユーザーの心を掴んでいるが、やはり競争してくる企業は後を絶たない。

デザインや機能の向上も限界が来る可能性はある。また、物理空間で勝負している以上色々なトラブルも起るだろう。

製品の部品に欠陥があったり、新たなデザインがウケず、在庫を抱えてしまったり。ユーザーもカネを出す以上、厳しい目で見てくるのは当たり前だ。

乗り換えコストの堀はあるかもしれないが、ユーザーに対して魅力的な製品を出し続けるというのは難しくなることもあるだろう。

 
乗り換えコストを言うならば、Googleの検索エンジンなど乗り換えコストは無いに等しい。

ただ、俺はこの「乗り換えコストゼロ」というのが逆に堀を作っている気がするのである。

例えばiphoneから他のスマホに乗り換えるとする。ユーザービリティの変化や気に入っていたデザインからの移行など色々な堀があるが、それでも価格差という魅力に負けて乗り換えるユーザーもいるだろう。

 
Googleから他の検索エンジンに乗り換える場合を考えて欲しい。

Googleの検索を使う費用は無料である。ネットに接続できれば誰でも使える。検索結果も見やすいと思うし、例えばBingなどに乗り換えたところで検索結果など対して変わりはない。

そもそも、乗り換える意味があるのだろうか。という気がしないか?

乗り換える先に特に魅力が無ければ、乗り換えようという気も起らないであろう。たまに風変わりな奴が乗り換えるかもしれないが、そんな事は稀だと思う。

 
Googleも検索エンジンのシステムには非常に気を使っていて、絶えず進化している。とすれば、Googleの検索エンジンはこれからも使い続けられる可能性が高く、Googleはこれからも収益を上げ続ける可能性が高い。

それに、検索エンジンに「飽きがくる」という事も無い。検索はツールであり、飽きる飽きないというところにない。

自分の人生で何かを検索する時に、「最近グーグルの検索に飽きてきたからBingに替えるか」と考えたことがあるだろうか?

俺は50年経っても何かを検索する時は、いつも使っているYahoo検索かGoogle検索を使うだろう。しかもそれは両方ともGoogleの検索エンジンを使っているのである。

 
ここに世界40か国でどこの検索エンジンが使われているかがまとめられているページがある。
世界40カ国、主要検索エンジンシェア(PC、モバイル)【2017年4月】
(アウンコンサルティング株式会社という会社のHPへ飛びます)

これを見ると、Googleは韓国、中国以外の各国で8割~9割以上のシェアを獲得している。(中国ではGoogleを規制している)

Bingはマイクロソフトの検索エンジンであるが、いつの間にか使っているブラウザに入っていたりする。シェアを獲得するためかもしれないが、正直俺はあまり良いイメージが無い。

Googleは圧倒的なシェアを持ち、先の理由からそのシェアはこれからもあまり変わらないだろうと予測できる。

子供受けするGoogle

これはあくまでイメージ的なものではあるが、シェアの奪い合いをしているGoogleとBingで子供受けするのはGoogleだと思う。

Googleの原色の組み合わせのデザインは温かみがあり、子供心をくすぐるが、Bingのそれはクールでシャープだがワクワクはしない。

子供受けするという事は、人生の初期段階の検索をグーグルで行うという事である。そして乗り換える意味がない以上、その子はずっとグーグルを使い続ける。そして興味に合わせて広告をクリックするようになるだろう。

 
まぁ子供が自分で検索エンジンを選択するというのは考えすぎかもしれない。ただ、これだけシェアがあるという事は親がGoogleを使っており、その子供もまたGoogleを使う可能性は高いだろう。

これから生まれてくる子供たちはよりネットに触れる率が高くなり、Googleの潜在的な顧客はどんどん増えていく。

利益の種を多く持つGoogle

仕事の広がりという点において俺はGoogleはとても魅力的だと思う。

グーグルマップやグーグルストリートビュー、グーグルクロームなど、Googleが無料で提供しているサービスは多い。太っ腹だと思う。

 
これらのサービスは俺の人生を豊かにしてくれている。旅行先でグーグルマップに助けられた奴も多いだろう。俺も旅行先では必ずといっていいほどグーグルマップを開く。

また、実用的じゃなくても、ストリートビューやグーグルアースで、行ったことの無い国の様子を見て回り、遠い国に想いをはせた奴もいるんじゃないか?

 
それも豊富な研究開発費と、利益が出なくても面白いものを作ってしまうGoogleの成せる業だろう。

俺はなんだかこの辺に、利益追求の企業との大きさの違いを感じるのだ。

今は利益につながっていなくても、利益を作りだす種をたくさん持っていると思う。自動運転車などは、この種が利益につながるかもしれないテクノロジーである。

 
以上が俺がGoogleに投資をした理由だ。

「銘柄に惚れるな」という格言があるが、Googleに惚れたのかもしれない。

だから別に、読者に「Googleを買えば儲かるぞ」と進める気も無い。リターンも売却したIBMに比べてどうという事は分からない。

シーゲル流に言えば、株価が低迷している方が配当再投資の力が働き、結果的にリターンは高くなるはずなのだ。Googleはそもそも配当すら出していないので、論外である。
 

ただ、昨日Googleに投資したことで何となく幸福になった自分がいる。何を隠そう、Googleの事が結構好きなのだ。素晴らしい企業の一部を所有したという幸福感を感じているのかもしれない。

どうせ資産が1億近くならなければリタイアしないつもりでいるのだ。最初の100万くらい好きな株に投資しても良かろう。一応調べたうえで割高でないと判断し、これからも伸び続けるだろうという予想をしたうえでのことなのだ。
 

長文になってしまってすまない。ここまで読んでくれて本当にありがとう。

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