読み物として面白い「IBM奇跡のワトソンプロジェクト」

どうも、ひろせんです。

先日IBMを売却したが、IBMについて興味を失ったわけではない。

むしろIBMについて知ろうとしようという意欲が湧いている。

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クイズ王ワトソン誕生秘話

今読んでいるのは「IBM奇跡のワトソンプロジェクト」という本だ。これがなかなか面白いので、触れたいと思う。

ワトソンの知名度が劇的に上がったのは、2011年にクイズ大会で優勝したからだというのは、IBMに興味を持っているものなら知っているだろう。

俺もそのくらいは知っていたが、「どういう大会で優勝したのか」「ワトソンはどのくらいの性能だったか」など、詳しいことは知らなかった。

ただ単に劇的な勝ち方をしたのだろうという程度のものだったのだ。

 
この本では、IBMがそのクイズ番組(大会かと思っていたら番組だった)「ジョパディ」に挑戦するに至った経緯が詳細に書かれている。

科学技術の本は取っ掛かり難いイメージもあるが、この本は堅苦しい文章でなく、どちらかと言えば小説を読んでいるような感覚で描かれている。

 
ジョパディとは2007年頃からとても人気があったクイズ番組だそうで、全米で900万人ほどの視聴者がいたらしい。

問題形式は答えを与えて問題を作らせるという形式で、例えていうなら「ここに降った雨は川を形成し、海に流れ込みます」という問題であれば回答者は「山とは何ですか?」と答える。

なんだか正直まどろっこしいような番組であるが、人気だったという事は面白かったのだろう。

その日に優勝した参加者は次の回にも招待され、その回で優勝した参加者はその次の回に参加するという、参加者の一人はディフェンディングチャンピオンだという形式の、まぁ割とありふれたクイズ番組だ。

ちなみに番組オーナーはなんとSONYである。

 
この番組にある時、伝説的なチャンピオンが誕生した。名前は「ケン・ジェニングス」。

彼は普通のチャンピオンが2~3連勝しては入れ替わっていくという状況の中、なんと74連勝するという別世界の人間だった。

そしてワトソンは、その伝説的なチャンピオンに挑戦することになる。

 
物語は2007年からスタートする。この頃のワトソンは、正直賢いとはお世辞にも言えないようだ。膨大なデータベースから知識を引き出してくるのだが、まず言葉の言い回しを理解しなければならない問題にとことん弱かった。

ひとつの単語をとっても、いつも通りの意味ではなく隠語だったり嫌味だったり場所によって意味が変わる。そういった裏を読むことが苦手だったのだ。

さらにバグも頻発し、いきなり訛ったりする。語尾にdが付くことで、問題の正解が「パキスタン」に対して「パキスタンド」と答えたりする。当然不正解だ。

開発陣の苦悩が実によく伝わってくる内容である。

 
開発陣もなんとか勝とうと、テストの度にエラー個所を改善していく。しかしそのリストは次第に長くなり、本番までの期間に対処できないほどに膨らんでくる。

プログラマーもこの頃になると改善個所を取捨選択するしかなくなってくる。

ワトソンは、例えクイズ王になったとしてもその後のマーケティングの事を考えなければならない。つまり、クイズに勝ってもクイズ専用マシンではどこにも引き取り手が無ければ意味がないという事だ。

クイズのために改良する事は出来るが、果たしてそれはその後の売り先に対して意味を持つものなのか?そういった葛藤が開発陣の課題にもなってくる。

 
そしてクイズ番組収録当日―

 
については、俺はまだ語ることは出来ない。なぜなら、まだ読み途中であるからだ。

読み途中なのに書評を書くという暴挙に出てみたのだが、なんとなく俺が読んでいる今のドキドキ感を共有できる気がして記事にしてしまった。

結果は知っているはずなのに、正直このままではワトソンが負けそうである。開発陣は何か特別な手を打ったのだろうか?
 

また読み終わったら何かしら書くかもしれないが、興味がわいた読者は是非読んでほしい。投資本ではないが、読み物としてはなかなか面白い部類に入る。

買ってもいいし、図書館にあるかもしれない。俺は図書館で借りてきた。330ページほどで文字は中くらいの大きさである。

また、読んだ事のある奴はコメントに感想を書き記してくれても構わない。その頃には読み終わっているだろうし、感想を共感出来れば嬉しい。

IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる

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